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円安(円高)①基本

2022年5月20日

4月28日に1ドル130円台後半になり2002年4月以来、20年ぶりの円安水準になったというニュースがありました。今回から何回かにわたって為替(円安 円高)について書きます。

 

普段私たちが使っているお札やコイン(最近では電子マネーなども)は今日、明日で形は変わりませんが、価値は毎日変化しています。わかりやすくいうと需要と供給のバランスで安く(高く)なったりします。まずは需要と供給のバランスのイメージを【図1】で確認をしていきましょう。

 

【図1】

 

 

 

 

 

 

需要と供給と供給のバランスから考えると円安(円高)は、安い=日本円の価値が下がっている状況です(高い=価値は上がっています)。価値が下がるというと、4月にうまい棒が1979年の発売以来43年ぶりに値上げというニュースがありました。値上げ幅は2円、10円→12円となりました。今までは100円で10本買えましたが、4月以降は8本しか買えなくなりました(残念です・・)。お金は同じ100円なのですが、買える本数は少なくなりました。これがお金の価値が下がるということです。

 

円安=日本円の価値が下がっている状況

 

では円安になった場合のメリット・デメリットについて考えてみましょう。

 

メリット:国内の商品・サービスが海外で売りやすくなる。外国人の旅行者は増えたり、日本企業の株が買われる可能性がある。

 

デメリット:海外の商品・サービスの購入にお金がよりかかる。具体的には海外旅行や海外の車購入にかかる費用は高くなりますし、原材料を輸入しているものも値上げになります。最近ではカップラーメンやからあげくんなども値上げも発表されました。

 

円安はデメリットばかりではありませんが、日本が商品の材料を輸入している関係上、食料品、被服、エネルギーなどの値上げが見込まれます。個人にとっては家計負担が大きくなるので少し家計の節約が必要になるかもしれません。最後は少し厳しい話になりましたが、今回のニュースで私たちは世界の中で生活をしている事を再認識しました。

 

今回は円安(円高)の基本的な考え方について書きました。次回は円とドルの関係について過去のデータをもとに書きますので楽しみにしておいてください。今回の記事について感想やご意見などございましたら下記より教えてください。

 

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