5日からアメリカIT大手アップルがiPhone向けのアプリ料金を引き上げました。日本国内では120円⇒160円、250円⇒360円と130%~140%程度値上げとなりました。日本での値上げは2019年の消費税引き上げ時以来で、アップルは円安(ドル高)が原因と伝えています。今回は再度円安(ドル高)について考えていきます。
為替について
2019年10月 1$=108円 ( 100円=0.925$)
2022年10月 1$=144円 ( 100円=0.69$)
2022年と2019年の為替を比べると約30%円の価値が下がっています。それを踏まえて考えると160円×0.69=110円、360円×0.69=248円となり、アップルのいう円安による料金の改定と言えます。一方で日本のiPhoneの価格は世界でも1位、2位を争うほど安いという記事をみかけます。次にこの事について考えてみます。
アメリカでのiPhone14(128GB)の販売価格は799$
1$=144円の場合⇒115,056円
日本でのiPhone14(128GB)の販売価格は119,800円
上記のようにアメリカと近い水準となっており世界でも2番目に安いと言われています。ただ今後iPhoneもアプリの料金UPと同じように円安を加味した日本の販売価格を設定した場合にはより高額になる可能性があります。同じようなニュースではマクドナルドの商品が同様に20%程度値上げになっています。こうした海外の商品の値上げに対応していくには資産の一部を$などの外貨で持つ事が効果的です。資産内容を見直すいい機会になるかもしれませんね。
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