２０２２年の貿易統計の概要を財務省が発表したとニュースになっていました。内容は貿易赤字が１９.９兆円で過去最大額になったという記事でした。この記事をみると輸出＜輸入が過去最大でこの状態が続くと先行きが不安になってしまいます。財務省がだした「令和４年分貿易統計の概要」をみると貿易赤字が最大なのは事実ですが、円安やコロナが要因の１つとなっていることもわかります。また対米、中、ユーロ、アジアそれぞれに対する輸出入の金額や品目の内訳もでています。現在の日本の強みや今後の日本の課題や方向性などもみえてくるので一度目を通してみてください。前置きが長くなりましたが、今回は貿易収支について書きます。
※財務省報道発表「令和４年分貿易統計の概要」は↓から
https://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/gaiyo2022.pdf
【貿易】
貿易収支・・・物の輸出・輸入の収支の事
貿易黒字・・・輸出＞輸入の状態
貿易赤字・・・輸入＞輸出の状態
一般的には貿易黒字⇒外貨を得る⇒円にかえる⇒円高圧力が高くなる傾向があります(貿易赤字の場合はその逆)。貿易赤字が続くと円安方向へ進む可能性が高くなり、将来輸入品が高くなり光熱費や生活費全般が上がる可能性がでてきます。貿易収支について書きましたが、あわせて覚えておきたい言葉に「経常収支」があります。「貿易収支」は輸入・輸出の額を比べていますが、それに対して「経常収支」は貿易収支・サービス収支・第一次所得・第2次所得全体の収支を比べています。またニュースにでてくると思いますので覚えておいてください。
※JFTC一般社団法人 日本貿易会)のHPは↓から
https://www.jftc.or.jp/research/statistics/mitoshi_pdfs/2023_outlook.pdf
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