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電気ご使用量のお知らせ

2023年2月10日

最近TV、新聞でも電気料金の値上がりのニュースをみます。弊社の社内においても去年と比べて1.7倍電気料金が上がった人もいて驚きました。今回は電気ご使用量のお知らせについてみていきましょう。

 

【電気ご使用量のお知らせ】

 

※中国電力HPより抜粋

 

一番目につくのはご使用量のご請求予定額だと思いますが、それ以外で豆知識としてしっておいたほうがいい箇所は再エネ発電賦課金燃料費調整単価です。まずは再エネ発電賦課金からみていきましょう。

 

【再エネ発電賦課金(フカキン)】

再エネ=再生可能エネルギーの略です。再生可能エネルギーとは(1)太陽光、(2)風力、(3)水力、(4)地熱、(5)太陽熱、(6)大気中の熱その他の自然界に存在する熱、(7)バイオマス(動植物に由来する有機物) の7種類です。2012年7月から開始された「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」において,再生可能エネルギー電気を国が示した単価で電気事業者が買い取り,その買取りに要した費用を,電気をご使用になるすべてのお客さまにご負担いただくものとなっています。地球のためと思うと当然といえば当然ですし、エネルギー自給率を上げるという観点ではしょうがないともいえます。エネルギー自給率については別の記事で書こうと思います。ではこの賦課金の単価の推移はどうなっているか見てみましょう。

 

2012年度単価:0.22円/kW

2016年5月~2017年4月単価:2.25円/kWh

2019年5月~2020年4月単価:2.95円/kWh

2022年5月~2023年4月単価:3.45円/kWh

 

この数字を見る限りでは住宅において、太陽光発電等の環境設備の普及は進んでいることがわかります。一方で太陽光発電における固定価格買取金額も変化していますので見てみましょう(10KW未満の場合)。

 

2012年 42円(10年間)

2016年 33円(10年間)

2019年 26円(10年間)

2022年    17円(10年間)

 

こちらは10年で1/2以下まで下がっています。2012年の段階ではどこかで下げ止まりすると思っていたので、どこまで下がるかは興味があります。では燃料費調整単価についてみていきましょう。

 

【燃料費調整単価】

原油・LNG(液化天然ガス)・石炭の燃料価格の変動(平均燃料価格)により、毎月自動的に決まる単価です。 最近の資源価格・円安をうけて燃料費調整単価も上がっています。

 

2022年2月    2.52円/kw(低圧供給のお客様)

2023年2月  15.63円/kw(低圧供給のお客様)

※中国電力プレスリリースより抜粋

 

尚令和4年10月28日に閣議決定された「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」では、エネルギー価格の高騰により厳しい状況にある家庭や企業の負担を軽減するため、電気・都市ガスの小売事業者などを通じて値引きを行う「電気・ガス価格激変緩和対策」が盛り込まれています。

2023年1月~8月使用分までは7円/kw、9月使用分は3.5円/kw(低圧)

 

詳細は経済産業省 エネルギー庁HPで確認ください⇓

https://www.meti.go.jp/press/2022/12/20221216004/20221216004.html

https://denkigas-gekihenkanwa.go.jp/

 

電気料金は基本料金+電力量料金+燃料調整費+再エネ賦課金- 口座振替割引で計算されます。電気量料金、燃料調整費、再エネ賦課金は単価×使用量で計算されます。また口座割引については2023年4月より廃止の予定です。ニュースや新聞では電力量料金、燃料調整費、再エネ賦課金をわけて値上げとでることが多いです。その記事がどこについていってるのかを理解すると面白いかもしれません。

 

 

 

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